a・chi-a・chiの1stアルバム「STEP」お持ちの方も多いと思いますが、あの歌詞カードに関係者の方のコメントが載っていますよね。その中で田中真弓さんが「初めてa・chi-a・chiの歌声聞いたときにゃゾクゾクッときましたよ」と書いてあるのを読んだ時、私は「そのとおり!!」と叫んでしまいました。本当に、私もゾクゾクッとしたんですから。「私だけじゃなかったんだ!」と嬉しく思ったのを今でも覚えています。
実は私、まずa・chi-a・chiファンになってからワタルを知ってワタクになったという経歴なので、a・chi-a・chiがいなければワタルにも出会えませんでした。 ワタル1が終了した頃、友人が「この曲凄くいいから聴かない?」と何故か唐突に「Step」のカセット(当時はまだカセットが幅をきかせていた!!)を貸してくれたのです。そこでメーーーッチャ衝撃を受けました。もう毎日聴きまくり。そこで「こんなスゴイ曲のアニメなら面白いに違いない!」とビデオでワタルを見たのでした。そこからワタル人生にどっぷりと…(笑)
a・chi-a・chiの歌詞って逆説多くないですか?
愛の力が幸せや楽しさを運んできることを悔しいって表現することで、逆に歌の主人公の状況や気持ちがひしひしと心に伝わってきます。a・chi-a・chiは応援ソングが多いですが、単純に「がんばろう!」って言うんじゃないんですよね。単純ではないけれど、実際そうだなあって思える言葉。それを自然にさらりと歌にしてくれるのがたまらない魅力でした。
私個人は立花瞳さんとのタッグが素晴らしいと思っています。言葉のひとつひとつは簡単な単語なのに、それが組み合わさって出来たものは、心を優しく射すフレーズ。そしてその歌の心を伝える最高のメロディ。何よりそれを私達に聴かせるお二人の歌声。
思春期の入り口に彼女達に出会い、青春時代どんなにその歌に励まされたかわからない程です。
「ワタルがあるからこそのa・chi-a・chi」…そうおっしゃった方もいるそうですが、そうでしょうか?私にはそう思えません。私自身がまずa・ chi-a・chiのファンになったクチですから。もちろん相乗効果はあったと思います。でもそれだけでほぼ宣伝無しの彼女達に、こんなに多くのファンがつくでしょうか。彼女達の名前を冠したものは'94発売の3rdアルバム「Rondo」が最後ですが、a・chi-a・chiのファンサイトを見ていると、ここ1~5年でファンになった方が多数いらっしゃいます。それってすごくないですか?
今、彼女達は歌に対してどんな思いを抱いているのでしょう。当時通われていた高校の事情で表立った活動を控えた為「あのとき高校をやめてでも歌手になればよかった」との発言もあるそうですね。インディーズ発売(私、当時知りませんでした)においても様々な問題があったようで…。
ただひとつ言える事は「私達はa・chi-a・chiの歌声を待っている」ということです。最大のメディアであったTVアニメの主題歌として曲が流れてから18年近く、ラジメーション(最後はゴクドーくんでしたね)で流れてから約12年経ちますが、それでもまだ私達はa・chi-a・chiが大好きで、歌を聴かせてくれるのを待っているのです。a・chi-a・chiが歌を歌いたいと思うなら、私達はそれが聴きたいのです。「番組に合うこんな曲を歌って」ではなく、本当に彼女達が歌いたいものが、私は聴きたいです。(そういう意味で「Rondo」は最高のアルバムでした)
今でもつらいときは「Step」を心の中で歌っています。これからもa・chi-a・chiと歩んでいくんだな、私。
デビューの状況からしてまず歌手になったことが奇跡のa・chi-a・chi。確かに不思議な立場が続いてきたかもしれません。でも、その奇跡が彼女達の力で再び起こることを期待しています。
(2006.1)
※この文章は、以前管理人が自サイトに「a・chi-a・chiの奇跡」という名で掲載していたものを、転載したものです。